Profile

吉村 奨彦

越えられない壁はない壁を超えてこそ本当にいい機種ができる

商品本部 第一開発部
設計課 ハード設計

吉村 奨彦

Masahiko Yoshimura

工学部 機械システム工学科 出身
2010年入社
周りが大手重工メーカーへ就職を決める中、
ものづくりの川上から川下まで携われる
ことに魅力を感じ、
SANKYOへ入社。

「この製品は全部俺が作ったんだ」と
胸を張って言える仕事がしたかった

大学では機械工学を専攻していたため、周りの友人たちは重工メーカーや自動車メーカー等への就職がほとんど。パチンコ・パチスロ業界への就職は、ほぼ前例がなかったと思います。そんな中で当社への入社を決めた理由は2つ。全てを自分の手で作れることと、手がけた製品の実物を見られること。自動車や船などは、たしかに商品のインパクトがあります。でも、大きい製品なので、自分が手がけたのはミラーの部分だけ、エンジンの部分だけ、みたいなことが起きてしまう。そうではなく「この製品は丸ごと俺が作ったんだ!」と胸を張って言いたかったんですよ。それに、自動車だと欧米でのみ販売されるモデルかもしれないし、船だとどこの海を航行しているか分かりません。そういった製品を作るよりも、日本国内の身近な店舗に行けば必ず製品を見られる方が、やりがいが感じられるんじゃないかと思ったんです。

「この製品は全部俺が作ったんだ」と胸を張って言える仕事がしたかった
機種担当を任せてもらえるまで丸4年設計という業務の圧倒的な幅広さ

機種担当を任せてもらえるまで丸4年
設計という業務の圧倒的な幅広さ

入社後は一貫して設計を担当していて、盤面の図面作成を行っています。昔からパチンコを打っていても、玉の動きやギミックばかり見ていたので、その設計ができるのは嬉しかったですね。でも当然、好きだから入社後すぐに活躍できるほど甘くはありませんでした。設計は、盤面構成の初回ミーティングから、ラインでの組み立て指示書作成まで全てを担う仕事。業務領域の広さが尋常ではなく、主担当を任せてもらえるまで4年近くかかりました。私も入社してから4年間は先輩の後をひたすらついて回り、盗めるものを全部盗んでやろうと思って毎日過ごしていました。そして、先輩に支えてもらいながら4年目にしてついに主担当に。その後は今と同様、全ての工程を一貫して担当していますが、その初となる主担当機種、『パチスロ 蒼穹のファフナー Dead Aggressor』が、私を大きく成長させてくれました。

前代未聞のギミックは
SANKYOの熱い想いから生まれた

本来、遊技球を使わないパチスロ機で遊技球を遊ばせるという前代未聞のギミックを初めて取り入れたのが、この『パチスロ 蒼穹のファフナー Dead Aggressor』。きっかけは、「球がなければ『蒼穹のファフナー』機ではない」という私たちの想いでした。パチンコの『CR蒼穹のファフナー』を出した時には、遊技球に独特な動きを持たせていて、それをユーザーから高く評価してもらっていたんです。それをパチスロにしたから無くしました、とはしたくなかった。しかし、前例がないのには理由があります。パチスロ機はパチンコパーラーによって台の設置角度がバラバラで、意図通りの動かし方をさせるのが難しいのです。本来、5度の傾斜で設計するパーツをあらゆる悪条件を想定し、10度の傾斜にするなど、必死に工夫を凝らしました。無事完成した台をパチンコパーラーまで見に行き、球が動いている様子や、それを楽しんでいるお客様を見た時は全ての苦労が吹き飛びましたね。越えられない壁はない。そして、壁を超えてこそ本当にいい機種ができる。今もそう信じて設計に向き合っています。