商品本部 開発部
デザイン課
石川 杏菜
Anna Ishikawa
造形学部 工芸工業デザイン学科 出身
2020年入社
大学で工業製品のデザインを学ぶ。
就職活動中にパチンコ台の
造形の魅力に気づき入社を決意。
私には「皆が夢中になって楽しめるような製品のデザインをしたい」という想いがあり、いつかゲームセンターにあるようなユニークな筐体のデザインを担当したいという夢がありました。そんな私が、SANKYOを初めて知ったのは就職活動を開始した後です。友人の誘いで生まれて初めてパチンコホールに足を運び、そこでSANKYOの遊技機を目にしてデザイン性の高さに驚きました。アニメ作品の世界観を見事に表現していたことに感銘を受け、もともとアニメが好きだったこともあり「私がデザインしたいのはこれだ!」と心に決めました。
現在は、遊技機のデザイン業務が私の仕事です。役物の動きや演出との兼ね合いを検討しながら、パチンコの盤面や筐体のデザイン、パチスロの筐体のカラー検討や図柄、パネルのデザインまで担当しています。特にパチスロの動きのあるリールの図柄は見せ方に工夫が必要で、何度も実際にリールを回しながら修正を繰り返して仕上げていきます。
2021年に発売された『新世紀エヴァンゲリオン ~未来への咆哮~』は、これまでにないスマートハンドルが採用され、最大級の初号機役物を搭載しています。デザイン部分だけでなく、企画から設計まで多くの人が一丸となることで、業界に新しい風を吹かせていると感じます。従来のパチンコ・パチスロが好きな方だけでなく、アニメやゲームが好きな方など、幅広い層の方々に面白いと思って欲しい。そのように前例のないものに対しても、社員一丸となり情熱を持って取り組める風土を感じます。私が所属するデザイン課では毎朝ミーティングを行うのですが、ここでも仲間からの熱意をすごく感じます。「役物の参考になりそうな面白い玩具を見つけたから買ってきた」「デザイン展・美術展を訪れて参考になる写真を撮ってきた」「パチスロの図柄をまとめてみた」など勉強になる報告ばかり。社内のアイデア提案制度に対しては、「アイデアといえばデザイン課」という自負が感じられるほど課を挙げて積極的に参加しています。
入社前の私が抱いていた仕事のイメージは、企画部署から“オーダー通りのデザイン”を求められ、坦々とそれに答えていくというものでした。ただ、実際には様々な部署と連携しながら共に作り上げていくという印象が強く、一つの製品を作り上げるために、互いに資料を確認し細かく擦り合わせながら進めています。さらにデザイン課内でコンセプトや役物を考え、自分のやってみたいデザインやアイデアを提案することができるのも嬉しいです。様々な能力を持った先輩社員が在籍しており、的確かつ革新的なアイデアを提案できる方、デザインをスピーディーに仕上げられる方、プレゼンが分かりやすい方など、私は周囲への好奇心を原動力として、様々な知見を吸収し成長できていると感じます。将来的には、誰も考えつかないような「これが私のデザイン」と言えるものを提案することが目標です。