ごあいさつ
株主・投資家の皆さまへ、
SANKYOグループの近況について報告させていただきます。
株主、投資家の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り厚くお礼申しあげます。2024年3月期連結決算のご報告をするにあたり、ここにご挨拶を申しあげます。
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類移行により、経済活動の正常化やインバウンド需要の回復が見られ、雇用・所得環境の改善も追い風に緩やかな回復基調が続いておりますが、世界的な物価上昇や金融引締めによる影響など、海外経済の減速懸念もあり、先行きは不透明な状況にあります。
当パチンコ・パチスロ業界では、スマート遊技機の導入が本格化しており、スマートパチスロ機は継続的にヒット機種が登場し、パチスロ市場全体の稼働を牽引しているのに対し、スマートパチンコ機はヒット機種が一部に留まっており、未だ入替機運は高まっておらず、スマート遊技機の販売台数、設置比率は、ともにスマートパチスロ機が先行している状況にあります。
このような状況の中、当社グループでは、パチンコ機関連事業におきましては、「フィーバー機動戦士ガンダムSEED」及び「ぱちんこシン・エヴァンゲリオンType レイ」の主力シリーズ機を筆頭に販売台数を積み重ね、パチンコ機の販売台数シェアは30%を超え、2年連続でトップシェアを獲得することができました。また、パチスロ機関連事業におきましては、スマート化への対応を積極的に推進し、2022年11月の業界最速投入を皮切りに、時流を捉えた商品開発により複数の高稼働機種を創出するなど、パチスロ市場においても、販売シェアの向上を果たし、当社グループの存在感を高めることができました。
以上の結果、売上高1,990億円(前期比26.6%増)、営業利益724億円(同23.9%増)、経常利益731億円(同23.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益537億円(同14.7%増)となりました。
代表取締役社長(CEO 兼 COO) 石原 明彦